魚介大好きな日本人としては、魚介類の単語は早い段階で覚えると思います。
特にエビなんかは「ガンベロ gambero」と発音も簡単で頭に入りやすく、自分もすぐに覚えることができました。
で、ある日、魚料理専門レストランのメニューに臨むわけですが、半分ぐらいしか解読できない、、ということがありました。
結局、自分が解読できた料理名の中から選ぶことになり、たしか「ペスカトーレ」のパスタか何かを注文したような気がします。
まぁ無難においしかったのですが、隣のテーブルで注文していた伊勢エビのスパゲッティがとても美味しそうで、何故あれを見つけられなかったのか、と悔しい思いをしました。
エビは「gambero」なのだから、伊勢エビだって「〇〇〇 gambero」と表記されていれば目に止まったはずです。
エビの種類を「〇〇 gambero」と言うわけではない
ところが、日本語の「甘エビ」とか「車エビ」のように「〇〇エビ」という名前の付け方ではなく、イタリア語ではエビの種類によって単語がまるごと違ってきます。
aragosta → 伊勢エビ
astice → オマールエビ
scampo → 手長エビ
なので、普通の小さいエビ=gambero という単語を覚えていたのに、メニューの中から伊勢エビパスタを見つけることができなかったというわけです。
イカにしても同じで、種類によって単語が全く異なります。
calamaro → ヤリイカ
totano → スルメイカ
seppia → イカ墨パスタのイカ(コウイカ)
魚にはうるさい日本人ですが、魚の名前の付け方に関しては淡白で、よっぽどイタリア語のほうがマニアックです。
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