新聞の1面見出しは、日本語であれば駅のキオスク等でぱっと見ただけで内容が分かりますが、外国語の場合そうはいかないです。
新聞スタンドの前に立ち止まり、何回か読み直して分かればいいほうで、読み直してもキーとなる単語を知らなかった場合お手上げです。
ボローニャのとなり町、モデナの地方紙「Gazzetta di Modena」8月26日付け。
Arrestato per maxi-truffa sull’IVA
Viveva come uno sceicco in hotel
(付加価値税をごまかして逮捕。sceiccoのようにホテル暮らし)
単語は、arrestato(逮捕される)、truffa(詐欺、ごまかし)など基本的な単語で、文の構造もシンプル。
ただ1つ、sceicco というのが何なのか分かりません。sceiccoのようにホテル暮らし?
辞書で調べてみると、
sceicco (アラブの)族長、指導者
脱税をし、まるでアラブの石油王のように高級ホテル暮らしをしていた、ということのようです。
ドアを開けっ放しの商店に罰金
同じ紙面の真ん中にあるメーン写真。
よく見てみるとファストファッションのH&Mですが、入口のドアが開放されたまま。
7月頃パリで、省エネのために商店の入口のドアを閉めておくことを義務付けた、というニュースがありました。
このモデナでもこの日から同じような対策が導入された、という記事。
新たな措置や対策がxx月xx日から始まる、という場合の「始まる」は scattare をよく使っています。
H&Mの写真の下には、
scattano le multe
罰金(multa)の徴収もこの日から始まった、ということになります。
コメント