日本語レッスンで道案内がトピックだったとき、ある生徒の方がぼそっと言いました。
「外国語で道案内するのは、どの言語でも難しい‥」
確かにそうだな、と思いました。
外国人観光客に道を聞かれたとき、英語でちゃんと説明するのはかなり難易度高いです。
どの言語のどのテキストでも必ず出てくるトピックですが、実戦で使おうとすると教科書とは勝手が違うことの典型例の1つだと思います。
こちらに来たばかりの頃、町なかでよく道を聞いていましたが、そのとき
”sempre diritto”
という言い方をする人が多かったことを覚えています。
sempre = always = いつも 、であり動作の頻度を表す副詞のはず。
diritto(=まっすぐ)と頭の中で噛み合いませんでした。
「ず〜とまっすぐ行って」という意味だろうと類推はできるのですが、テキストでは見たことがなかったので、こういうのが実戦の表現なのだなぁと感じました。
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